ごあいさつ

この度は株式会社Zettaホームページにお越しいただきありがとうございます。

Zettaは世界ではじめて、有機溶媒も高電圧も使わずにナノファイバーの製造に成功した企業です。

製造量はこれまでの1万倍以上で、さらにPP、PE、PETなどの汎用性の高分子を利用することから、これまでにない新たな用途が開けるものと期待いたしております。

Zetta方式で製造したナノファイバーはマスクやファイルターとして優れた性能を発揮することから、国内からだけではなく、米国、ドイツ、韓国、シンガポール、中国などから多くに引き合いが来ております。

捕集効率は95%以上とN95対応マスクと同等であるだけではなく100回以上を洗剤で洗濯できるという大きなメリットを有しております。

現在はマスクの製造に注力しておりますが、これからは油回収、高性能コンクリート(AECC)、アオコ発生防止、砂漠の緑化、海水淡水化、浸透圧発電、無農薬農業など、ナノファイバーを実用化するオンリーワン企業として世界に羽ばたいて行きたいと思います。

創業経緯

2000年頃から世界中で材料革命を起こすと言われるナノファイバーの量産技術競争が始まりました。その中で最も注目されたのがESD方式(= 電界紡糸方式)でした。ナノファイバー先進国である米国、ドイツ、韓国などが巨額の国家プロジェクトを立ち上げました。しかし、それから20年を費やしましたが、ESD方式の量産技術を断念しています。
その中にあって、2006年4月~2011年3月の5年に渡って東京工業大学で実施された国家プロジェクト「先端機能発現型新構造繊維部材基盤技術の開発プロジェクト(通称 ナノファイバープロジェクト)(資料1)(資料2)」によって安全な大量生成技術が完成しました。

2003年3月から始まったイラク戦争では、目詰まりを起こさないナノファイバーフィルターを開発し、特殊車両で使用されてその有益性を証明した、ナノファイバーにおける世界の最先端企業「米国のドナルドソン」からナノファイバー量産装置の共同開発のオファーが来た事もあります。このことは当社の技術力の高さを示す事例であると思われます。

当社は、上記技術を事業化するために設立し、更にこれまで不可能であると言われたMELT ESD方式(Zetta Melt ESD法)を開発しました。これは、熱可塑性ポリマーに対して溶剤を使用せずにナノファイバー化することができる技術です。これによって溶剤で溶けないオレフィン系の(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル)など安価で耐薬品性の強い材料をナノファイバー化することができるようになりました。

そして、2014年、Zetta ESD法を更に発展させた、ESD方式と異なるZetta-Spinning法(Zs法)という新たな紡糸法の開発に成功し、これによって、安価なナノファイバーを大量に製造することができるようになりました。安全性が担保され、これまでと桁違いの高生産性を実現するナノファイバーの製造法が確立できたことで、ナノファイバーの普及が加速するものと確信しています。

主な事業

ナノファイバーの開発・製造、機能性ナノファイバーの開発・製造

会社概要

会社名 株式会社Zetta(Zetta Ltd.)
所在地 〒791-3120 愛媛県伊予郡松前町筒井202-2
設 立 2011年11月11日
資本金 1億2,732万5000円(資本準備金9,732万5000円)
取締役
  • 代表取締役 川原俊介
  • 取締役・技術最高責任者 谷岡明彦(東京工業大学名誉教授・工学博士)
  • 取締役 金原大
顧問
  • 会長 髙橋光弘
監査役
  • 軽部雅人